「クソゲー・オンライン(仮)」



クソゲー・オンライン(仮) 1 (ヤングアニマルコミックス)

おすすめコミック。漫画:東雲太郎、原作:つちせ八十八、キャラクターデザイン:にろ‎、東雲太郎。ヤングアニマル増刊Arasi連載中。ラノベ原作のコミカライズ版です。

史上初・史上最大にして史上最高のVRMMO「ソード&マジック・オンライン」。しかし、その評価は「クソゲー」。それでもこのゲームを愛してやまない剣士ササラキは、パーティメンバーのアズラエル、リズナとともに、ダンジョンに挑戦し続けていた。ある日、ササラキは偶然からデバッグルームに迷い込み、ゲームマスターを名乗る少女に出会う。少女の名は創生の女神アリス。このゲームを立て直すべく、協力者を探していた彼女は、ササラキにゲームマスターになって、このゲームの存続をかけて一緒にがんばりましょうというが……。

とにかくバグだらけ、開発者は逃げた、運営存続の危機。そんなMMORPGのゲームマスターになって、運営を立て直しましょう、というお話。

バグのレパートリーは枚挙にいとまなく、テレポートしたら真っ裸>ノーマナー規定として即死。手に入れたギルドハウスには入れない。ガイドの妖精・フュリーは口が悪い上に、バグもすべて仕様と言い張る役立たず……。

こんなゲームではありますが、VRMMOのリアルなファンタジー世界の冒険、プレイヤー固有のスキル(一人一人にオリジナルスキルがある)など、コアなユーザーからは支持されている状態。バグさえなければ。

ササラキは、このゲームを続けていきたい、もっと良くしていきたい、仲間たちと一緒にいたい、という思いから、ゲームマスターという重責を担うことになります。まずはバグをつぶしてダンジョンを作って……女神アリスと協力し、ユーザーたちの声を聴き、立て直しを目指します。この「クソゲー」を最良のゲームにすることができるのか? が見どころです。

試し読みはこちら。〆

「けものフレンズ」についての感想(後半)



ねんどろいど けものフレンズ サーバル ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
グッドスマイルカンパニー(GOOD SMILE COMPANY)

……実は放送中に感想(前半)を書いていて、終わったら後半をやろうとして完全に忘れてました。
ねんどろいどサーバルが届いて思い出したので、ブームがほぼ過ぎ去っている今、あえて感想戦後半。
ま、対した内容じゃないので、ジャパリパーカーの思い出話だと思ってみてください。

※前半の感想振り返り(第六話まで)はこちら

前半で謎となっていた部分が徐々に解き明かされ、予想通りかばんちゃんはヒトだとわかった第7話「じゃぱりとしょかん」。

アプリの図書館はラノベや攻略本やら民明書房もどきが置いてある中々カオスな場所でしたが(参考)、アニメではいたってまじめな場所。そして同じく大活躍した博士と助手が登場と、なかなか楽しいお話でした。この二人は性格まんまでしたね。

そしてそこで作ったのはカレー。ちゃんと肉なし料理で一安心(流石に牛肉とかだと色々なあれが)。アニメ全編通して、食べ物がこのカレーとアルパカの紅茶とジャパリ饅頭ぐらいで、味気なかったのは仕方がないけどちょっと残念。

というのも、アプリはイベントごとの回復アイテムが、毎回何らかのお菓子やら飲み物だったので、もうメニューがこれしかないんかい、というパークの退廃感を余計感じて寂しい。……そういえば、オオカミグループの時に出てきた回復アイテム「赤ずきんタルト」を、ガチで作った人がいました。多分、ツイッターで検索かければ出てきます。完全再現していたはず。

第8話「ぺぱぷらいぶ」は、ごめんなさい、本当に声優かこの娘らは? ……と思ってましたが、それなりの演技はできていて驚きました(失礼)。芸達者なマーゲイに助けられている印象はありましたが、キャラは出てたのかなと。その後のMステ出演など、だいぶ背伸びしつつも活躍中で何より。二期もあることだし、がんばってもらいたいものです。できれば、演技も磨いてもらいたいところではありますが。

なお、PPPの初代は4人とのことで、これがPIP(Penguin Idol Project)の4人だとすると、二代目の3人時代ってなんじゃろ? という疑問を残してくれてます。考察班の楽しみはまだまだありますね(ちなみにアプリにはロイヤルもジャイアントペンギンもいませんでした)。

第9話「ゆきやまちほー」。泣きますわ。2ch名物のキタキツネおじさんではありませんが、キタキツネとギンギツネのコンビが好きでして、こいつらは登場するたびに二人で仲良く何かやってるのがほほえましいのです(参考)。そして、ゲーマーのキタキツネがプレイしようとしていたゲームのBGMが……アプリ版のオープニング曲♪ のちにパレード曲にも使われていますが、大変懐かしゅうございました……。

第10話「ろっじ」以降はネタバレ回避のために、言動気を付けていきます。がっつり登場しだすパークガイドさんは、アプリ版のナビゲーター役、ミライさんです。隙あらば動物解説。会話パートの際の、ちょっとやばいぐらいの「けもの愛」を持つ人として有名ですが、戦闘中もこの人がしゃべり続けてました。敵撃破時の「パッカーンと撃破です!」、敵のスキル?使用時の「危ない! バックバック! 回避~!」が妙に耳に残ってます。ガチャで★5確定時は、「出会えた奇跡に感謝しましょう!」というセリフを言ってくれたり(アニメでも、とあるシーンで言ってましたね)。

迷推理「あなたはヤギね!」のアミメキリンの声優・野中藍さんは、アプリ版のサーバルということで、実は夢の邂逅です。夢と言えば、タイリクオオカミお姉さまの怖い話に出てくるのは、夢の中イベントで出てきたユメリアンのことかも(参考)。レイドボスを倒し続けて、大量の枕を集めるという、カオスなイベントでした。まあ、芋ほりをはじめ、アプリのイベントはぶっ飛んでるものが多かったので、いたって平常運転ではあったのですが(ちなみにアプリは、イベントタイトルに「みんなで」とついているのがレイド)。

第11話「せるりあん」。さらっと「最初から野生解放で行くぞ!」というワードが出てきますが、これはアプリ版では限界突破のことでした。方法は同じキャラの獲得か専用アイテムの使用。★3フレンズでも野生解放を繰り返して強くし続ければ、★5初期よりも強くなるという。イベント入手のフレンズは、イベント中に何度も獲得して、野生解放させていくのがセオリーでした。

「四神(ししん)」。ゲンブが好きだった思い出。ジェラシーが原因で吹雪を起こし、その結果PIPにのされるというへっぽこっぷりが良い。セイリュウがアホみたいに強かったのですが、毒が有効なのが分かると、なんとか倒せるぐらいになっていたかと。セイリュウの会話パートは、フレンズ間ではあまり見ない口論が発生していて印象的でした。センちゃん格好いい。

第12話「ゆうえんち」。予想していた結末とはちょっと違ってました。もっと分からないことだらけで、話が散らかって終わると思ってましたが、おおよその伏線に区切りをつけ、次へつながる形にしてくれたのは良い。

かばんちゃんの秘密は大方の予想通りですが、出現の原因はちょっとはずれ(ヒトの想い出から生まれた、とかその辺考えてました)。というか、髪の件は、色々と倫理的にまずいんじゃいかしら、という危惧を抱かざるを得ず。サンドスターの力さえあれば、量産できるってことなのでは……。まままま、サンドスター自体が未知の物体なので、謎は逆に深まったのでよしということで。終わりよければすべてよし! わーい、たーのしー!!

最後に、元アプリ勢として、アニメ第二期にむけて期待することを何点か。
・親友のカラカル出してあげて……(アニメでは、サーバルの親友枠がかばんちゃんに奪われたため出番なし)
・ハクトウワシ、タカとか、タカ系の猛禽類出してあげて……(レッツ、ジャスティス! キャラは立っているので使いやすいのでは?)
・ルプ姉(セーブルアンテロープ)とルペラ(グアダルーペカラカラ)出してあげて……(個人的に好き)
アプリ版はやたら鳥系のフレンズが多いが特徴なので、ちょっとはかまってあげて欲しいところ。

監督問題で色々もめてましたが、商業に寄りすぎた作品にならないことを祈ります。少数精鋭で作ったからこそ、荒はあるけど独創的な作品になったと思うので。製作陣が変わっても、土台を変えなければ、近似かつクオリティアップという続編の命題は達成できるはず。はず、はず……。思い切って主人公変えてもよし、時代を変えてもよし、ただし、ジャパリパークの物語であってほしい。「野生」を失ってしまうと、とたんに動物としての魅力が薄れてしまうので、そこだけはがんばっていただきたい! 〆。

追伸
アプリ版のストーリーは有志がまとめてます。
以下参考のほど。
特にメインストーリーは必見!
イベントはゲームのWikiなどで順番を調べてから、順番通りに見た方がよいです。
キャラクターがどんどん追加されていくので、バラバラに見ると混乱する可能性ありです。

アプリ版けものフレンズメインストーリー&裏ストーリー
http://www.nicovideo.jp/mylist/58366323

青年のけものフレンズ動画 ストーリー(イベント関連)
http://www.nicovideo.jp/mylist/58696850

アプリ版けものフレンズ(イベント関連)
http://www.nicovideo.jp/mylist/58729037

※個人的なおすすめは、節分の時のイベント
http://www.nicovideo.jp/watch/sm31030441

「少女Aの悲劇」



少女Aの悲劇(1) (講談社コミックス)

おすすめコミック。漫画:あさの、原作:中村力斗。マンガボックス連載終了、全2巻完結。

女子高生・浅川結真(あさかわゆま)は宇宙人である。宇宙船での登校中、尿意に耐えきれず不時着した際に、その様子を同級生の林秀雄に目撃され、さらに失禁してしまう。宇宙人であることがばれてしまった結真は、林くんに秘密を守ってもらうために、彼を監視することを提案する。しかし林くんはそんなことにまったく興味はなく、受験の邪魔はするなと邪険にする始末。かくして、宇宙人の女の子と、それを知りながらまったく興味を持たない男の奇妙な学生生活が始まった。

自分の秘密をばらされないように、同居して監視することになるという、ラブコメっぽいあらすじですが、何せ林くんがまったく結真に関心を持たず、むしろ早く去れと思っているので恋に発展しません。この林くん、受験以外に興味はないので、周りをうろちょろしてトラブルを招き込む結真に対しては、罵詈雑言の嵐。かつて、これだけヒロインを無碍(むげ)にする主人公がいただろうか……。

対する結真は、ひどい状況になってしまったものの、持ち前の明るさと、地球に残りたい一心で、林くんの理不尽な言葉の暴力に立ち向かいます。非常識な林くんをどこか憎めないやつと思っているようで、何とかして抗おうとツッコミという形で一応努力はします。が、やはり通じず倍返しの毒舌をくらう日々。

仲が良くも悪くもない不思議な関係のまま、やがて結真にあるやっかいな特性があることが分かります。その特性により結真は悩み、自信が下した決断によって、二人に大きな転機が訪れます。はたして、二人の関係はどうなってしまうのか?

試し読みはこちら。〆

「終極エンゲージ」



終極エンゲージ 1 (ジャンプコミックス)

おすすめコミック。漫画:三輪ヨシユキ、原作:江藤俊司。少年ジャンプ+連載中。

地球が宇宙の中心になっている超未来。全宇宙を巻き込んだ格闘大会「地球女王決定戦」。各惑星の代表が、戦って戦って戦い抜いて、最も強い女性が、地球王の妃となり、宇宙の実権を握ることになる。ナヴィア星の代表・キーアは、偶然にも次期地球王ルス・ユガに出会い、恋に落ちる。ルスのために勝利を誓うキーアであったが、初戦から最強の戦士・ディアナと戦うことになってしまう。果たしてキーアは勝利し女王となることができるのか……。

という冒頭から始まりますが、諸般の事情により、話は未来に飛びます。いや、一話丸ごとってすごいわ。

ルスの息子、クリシュナ王子は、地球の王が名ばかりとなり、女王に支配されることを危惧していました。ならば自分で女王を育てようと、自分のクローン(♀)を作り出し、地球最強の花嫁にすることを思いついてしまいます。かくして生まれた究極の花嫁候補・カルキ。彼女を強くし、地球女王決定戦の勝利させようと修行を続けますが、思ってもいない事態が発生します。

自分のクローンでありながら、自分と異なる思想を持つ女の子を育成し、将来の妃にしようという、ぶっ飛んだお話。クローンの方は色々問題ありで、こいつを何とかして制御しなければ……という感じで旅が始まりますが、次第に問題なのは王子の方であることが判明します。王子に言われるがまま、各星の強敵を打倒し、女王になった先に待つ未来は、果たして地球にとってよい未来なのか、悩みながらカルキは成長していきます。

王子と王妃候補、全宇宙の未来を決める二人の旅は、宇宙の存亡をかけた大冒険となりそうです。

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「あいどるスマッシュ!」



あいどるスマッシュ!(1) (サイコミ)

おすすめコミック。TNSK著、サイコミ連載中。

時はアイドル世紀末。文明は衰退し、アイドル同士の争いが絶えない世界。300年に一度開催される「アイドルスマッシュ」に勝利するため、今日もアイドルたちは戦い続ける。新人アイドル・つくねは、普段は地味な干物女。しかし、ファンの応援を得ると、飛び切りの美少女に変身。歌って踊って戦って、頂点を目指して邁進する。

曲を歌う=必殺技で攻撃する、というような感じで、アイドル同士で戦うバトルもの。メイドアイドル、不良アイドル、妹系アイドルなど、さまざまなアイドルがアイドルスマッシュを目指して競い合います。

世界観は「北斗の拳」のような世紀末となっており、荒くれもの=はぐれアイドルのような形で、そこかしこに存在する模様です。この辺り、近代劇にしなかったのは、先に何があるか分からない不安感をあおるために、一役買ってます。つくねの旅は、後戻りできない、荒野をさまよう危険な冒険なのです。

アイドルの戦いは、基本的に肉弾戦ですが、アイドルによっては、例えば常にバラを出し続けることができるなど、特殊な能力を持つ者もいるようです。はたしてアイドルと言っていいのやら戸惑いますが、基本的には歌って踊って可愛いので、まあOK。ヒロインつくねが一番シンプルで地味な感じもしますが、まだ底を見せていないこともあり、今後の成長と活躍に期待。

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「被虐のノエル」



被虐のノエル 1 (MFコミックス ジーンシリーズ)

おすすめコミック。原作:カナヲ、漫画:しゃもじ。月刊コミックジーン連載中。

父母をピアニストにもつ、名門の令嬢ノエル・チェルクェッティ。大事なピアノコンクールに向け猛練習し、本番でも完璧な出来だったが、自分よりも下と思っていた友人に敗れ、栄光の式典奏者(グランプリ)を逃してしまう。納得いかないノエルは、主催者の一人であるバロウズ市長にほのめかされ、式典奏者になれなかった真相を知りたければ、午前2時に廃ビルへ来るように言われる。不信をいただきながらも、コンクールの真相を知るために廃ビルへ向かうが、そこで悪魔を呼び出す儀式に利用されてしまう……。

原作は電ファミニコゲームマガジンに掲載されているフリーゲームで、ノベライズもされています。

ノエルは悪魔との契約で、両手両足を切断され、さらに自分を利用した組織に、海に捨てられて殺されてしまいます。しかし、この悪魔との契約は、悪魔側も騙されて契約したものとなったため、怒った悪魔はノエルを助け、復讐を手助けすることになります。

そんな経緯で、世にも奇妙な悪魔と四肢のない令嬢のタッグが結成され、巨悪と戦うこととなりました。義足をつけ何とか歩けるノエルを、万能な悪魔が支え、互いの利益のために協力します。はたしてノエルは復讐を果たし、目的を遂げることができるのか。

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「笑うあげは」



笑うあげは 1 (近代麻雀コミックス)

おすすめコミック。「初愛」の田中ユタカ著。近代麻雀に多分連載中(調べきれず…)。

盲目の美人雀士であり、奇跡の手を持つ治療師(ヒーラー)と呼ばれる女・あげは。視覚障害からくる筋肉の癖で、常に笑っているように見えるが、本人曰く「笑ってなんかいません」。見えない目とその笑顔で、今日も容赦なく勝ちまくる。

目が見えない、麻雀というキーワードから、すぐに思い出すのは、「アカギ」に登場する盲目の代打ち市川。全員が捨て牌を発声するルールと、盲牌のみで勝負しなければならないハンディキャップについては、彼と同じです。

あげはが市川と異なるのは、常にチャーミングな笑顔で戦うところ。サングラスをかけているときが少ないので、目をつむっている描写が多く(というか開かない)、どこぞの黄金聖闘士のような、癒されるようで不気味な雰囲気を持っているところ。

ハンディキャップを感じさせず、ギャンブルに荒ぶる男どもを手玉に取り、多額の掛け金をせしめ、笑顔でニコニコ。時に対戦相手に希望を与え、時に容赦なくむしり取る。女神のような、悪女のようなあげはの活躍が楽しめます。

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「Do race?」



Do race? 1 (ヤングアニマルコミックス)

おすすめコミック。「CLOTH ROAD」のokama著。ヤングアニマル増刊Arashi連載中。

人類が宇宙の星々に移り住むようになった未来のこと。空を飛びワープもできる宇宙服(ドレス)を操り、何億光年さきのゴールを目指す究極のレースがあった。その名も「ドレース」。ドレースのレーサーに憧れた女の子・キュウは、実力がありながら、心優しい性格と、貧乏ゆえに、夢をかなえることができなかった。そんな彼女の前に突如現れたのは、ドレース全冠の女王・ミュラ。ミュラはキュウに才能を見出し、自身のドレス「リリー」をキュウに与えるのだった。念願かなってレースに出れると喜ぶキュウだったが、「リリー」はレースに敗北すると爆発するというとんでもない代物だった……。

非常に説明が難しいのですが、ドレス=空飛ぶF1カーのようなものです。普通のレースと異なるのは、本来のドレスのように、美しく装飾され、その形状によってさまざまな機能を持つ点です。敵を攻撃するものから、自身の速度を上昇させるものなどさまざま。ドレスを着こなすことが、勝利へのカギ。

その中で、キュウのドレスは性能的には最強クラスながら、搭乗者の経験不足、作戦不足で苦戦を強いられます。しかも負けたら爆発する、という恐ろしい仕様となっており、勝利のために知恵を出し、弱点を克服し、仲間の力を借りてチームで戦っていきます。

憧れであり、最強の敵であるミュラ打倒を目指し、宇宙を飛び回るキュウ。負けたら爆発してしまうドレスを着こなし、夢をかなえることができるのか。また、okama先生しか描けないであろう、美麗なドレスも見どころ。繊細な服を描かせれば、この人にかなうものなし。

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「NIRVANA-ニルヴァーナ」



NIRVANA-ニルヴァーナ- 1 (MFコミックス ジーンシリーズ)

おすすめコミック。漫画:沙雪、原作:じん×沙雪(ZOWLS)。月刊コミックジーン連載中。

春秋八千夜(ひととせやちよ)は、現代のナイチンゲールと呼ばれ表彰されるほど、ボランティア活動に取り組む中学生。念願かなって海外ボランティアに参加することになったが、飛行機が事故を起こして墜落してしまう。八千夜が目を覚ますと、そこは異世界。見知らぬ人々に、神「サクヤ様」の生まれ変わりと呼ばれ、崇められることになってしまった。そこへ襲い掛かる外敵。国を守るため、立ち向かうこととなったが……。

母からもらった時計「十二の英雄」を持っていたため、神と呼ばれ、見知らぬ場所の見知らぬ人々のために、悪と戦うこととなった少女。しかし、持ち前のボランティア精神で、難関を乗り切ろうと誓います。

八千夜の戦闘力はほぼなしですが、仲間と涅槃転送(ニルヴァーナ)≒合体することで、転送体(アヴァター)に変身して強力な力を発揮することができます。涅槃転送する相手によって特性や装備が変わり、敵に応じて使い分けながら戦っていきます。(「ビビッドレッド・オペレーション」を知っているのなら、あれのドッキングオペレーションみたいなものだと思ってください)

インド神話をベースにしているようで、ハヌマーンやガルダなどが転送体の名称として登場します。普段はあまり聞かない名称が多く、この手のファンタジーものとしては新鮮な感じ。その分、パッと聞いただけで何のことやらイメージできないこともありますがご愛敬。

世界を脅かす強敵「十悪業(ヴィッカーズ)」たちを倒すには、強力な仲間の協力が必要不可欠。12の国の、12の仲間に会うために、八千夜は旅をします。その過程で自分の弱さを知り、世界の広さを知り、仲間との友情を強めていきます。悪を打ち倒し、世界に平和をもたらすことができるのか。そして、自分の世界に戻ることができるのか? 八千夜の旅は続きます。

公式サイトはこちら試し読みはこちら。〆

「バレーの球語」



バレーの球語(1) (裏少年サンデーコミックス)

おすすめコミック。僕男(ぼくおとこ)著。裏サンデー連載中。個人的にかなりおすすめの作品になりそう。

25歳のフリーター冴島春男。高校時代は熱心にバレーに打ち込んでいたが、今はバイトとパチンコだけのしがない人生。そんな春男に転機が訪れる。友人から高校のバレー部のコーチを務めてくれないかと頼まれ、再びバレーに関われるならと快諾したのだった。しかし、彼が担当することになったのは、男子ではなく女子バレー部だった……。

青年と少女たちのスポコンバレー漫画です。主人公春男と、ヒロインたちの二つの視点から物語は進みます。

自分のミスで最後の大会に負けたことに、今もトラウマを持っている春男。大学ではこれといった目的を持てず中退、その後はなんとなくフリーターを続けているという、なんともパッとしない感じに。思い出すのはかつての自分とミスばかりでしたが、コーチを託されたことで奮起し、再びバレーボールに向き合うこととなります。しかし、男子かと思ったら扱いが難しそうな女子チーム。しかも、思ったより体が動かなくなっている自分に再度失望してしまいます。

そんな彼が出会ったのは、まさにこれからバレーを始めようかという初心者少女・七瀬零奈(ななせれな)。レシーブを教えてと頼む純真で夢見る彼女に勇気をもらい、いつか「どっかんスパイクを打たせてやる!」約束をします。それからは、がむしゃらに、ひたすら自分に向き合い始めます。何かをやるんだ、とにかくやるんだ、やらなきゃだめなんだ、という強い意志を取り戻し、戦う青年(オッサン)が熱く描かれています。

一方で、彼の教え子たちも曲者ぞろい。特に孤高の3年生コンビ美波楓(みなみかえで)と本宮蘭(もとみやらん)は、かつてとある事件で他の部員が去ってしまった後も、二人きりで強くなろうと努力してきた異端の猛者。熱血とか友情とか、少年漫画のような青春を謳歌する少女二人に、春男はどう向き合きあい、信頼を勝ち取ることができるのか。

コーチとして成功し、かつてのトラウマを払しょくすることができるのか、教え子たちはバレーを通して何を学んでいくのか。テーマも面白いし、キャラも可愛いし、色々と展開ができそうで、この先楽しみです。

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「鳥獏先輩なに賭ける?」



鳥獏先輩なに賭ける?(1) (アクションコミックス)

おすすめコミック。「兄の嫁と暮らしています。」の、くずしろ著、漫画アクション連載中。

「私と賭けをしましょう」。鳥獏京(とばくけい)は、無類のギャンブル好き。可愛いけれどちょっとおバカなのが玉にきず。事あるごとに、真面目な後輩・馬締忠(まじめただし)に絡んではギャンブル勝負を申し込むが、まったく勝てずに今日も地団駄を踏むのだった……。

ノリと展開的には、「だがしかし」に近い感じ。扱うものは子供っぽいもので、ルックスは良いのに色々と残念な年上の女性と、振り回される青年という構図も共通です。ただし、こちらは題材がギャンブルとなっています。

ギャンブルと言えば、「カイジ」や「賭ケグルイ」のように、大きな金額や命を懸けて戦うような作品が多いですが、本作はコイントス、じゃんけん、〇×ゲームなど、ギャンブルと言っていいのかどうか、抵抗のある内容の低レベルの勝負が繰り広げられます。また、賭けの報酬も、ジュース一本から己のプライドまで、ゆるい感じの内容となっています。

それもそのはず、鳥獏先輩はちょっとアホ。何の脈略もなく吹っ掛けてくる図々しさが、彼女のチャームポイント。勝算も悪だくみもなく、ただただ、ギャンブルを楽しみたいだけの女子だったのです。良い遊び相手となってしまった馬締君は、そんな先輩をうざいと感じながらも、なんだかんだで勝負してあげる好青年。決して、時折見せる先輩の可愛さと色香に負けているわけではなく。

アホゆえに無意識に振りまいてしまう好意と、真面目ゆえに振り回されてしまう純情。図らずとも進行する、二人の恋のギャンブルの行方はいかに? 

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「怪異撲滅ミンチちゃん」



怪異撲滅ミンチちゃん(1) (ビッグガンガンコミックス)

おすすめコミック。ささきゆうちゃん著、月刊ビックガンガン連載中。

八裂眠千(やつざきみんち)、通称ミンチちゃんは、可愛くて優しくて物静かなクラスのアイドル。春風煌(はるかぜきら)も、そんなミンチちゃんに恋していたのだったが、ある日の放課後、ミンチちゃんがマウントポジションで河童をフルボッコにしていたのを目撃してしまう。以降、何の因果かミンチちゃんの妖怪退治(?)のパートナーとして、様々な怪異に立ち向かうことになったのだった。

タイトルを見た時に「撲殺天使ドクロちゃん」をイメージしましたが、近くて遠い感じです。ストーリーはどちらかというと硬派、シリアスな方で、バトル描写も充実。しかしペンネーム……思い切りましたな。

クラスの女の子が実は妖怪退治のスペシャリスト……というのは、あらすじとしてはよくあるパターンではあるのですが、本作では心身ともに痛みを伴う描写が秀逸です。特に、ブン殴ってわからす、ことにかけては、明確かつ非常に爽快! 冗談みたいに吹っ飛びます。ミンチちゃん容赦ねえ。

ミンチちゃんは単純暴力馬鹿ですが、実はとても友達を大切にする優しい女の子。そんなミンチちゃんを制御するための理性としてキラがおり、そしてもう一人の、か弱くも鉄壁な助っ人とともに、怪異に立ち向かいます。

立ちふさがるのは、いたずら程度から、人の生死を左右するような強力な妖怪までさまざま。今日もどこかでミンチちゃんの大凶神速拳がさく裂する!!

試し読みはこちら

もう一点。筆者のデビュー作、読み切り作品「きらきら光る姫」の試し読みはこちら。〆

「不滅のあなたへ」



不滅のあなたへ(1) (講談社コミックス)

おすすめコミック。「聲の形」「マルドゥック・スクランブル」の大今良時著、週刊少年マガジン連載中。

地上に舞い降りた謎の生命体。それは何のために生きているが分からないが、死んだ生物をコピーしながら学習し続ける不思議な存在。初めて出会った人間は、孤独な寒冷地から、暖かい森を目指して旅立とうという若者だった。その存在は、若者の飼っていたオオカミ・ジョアンとなって、共に歩み始める。その先に森があるとは限らない、広い広い雪原を、ゆっくりと歩み始めた一人と一匹だったが……。

謎の存在が、旅をしながら様々な人たちに会い、影響を受けて成長するロードムービー系の作品です。不死身、死者をコピーできる、何者かによって生み出されたらしい、という以外すべてが謎。言葉もしゃべれないそれは、果たしてどこへ向かい何をなすのか?

やがて現れる敵らしき存在、自分を慕ってくれる者たち、消えていく命……。人の営みと生死に触れながら、徐々に成長していくその存在と、彼に影響を与える美しくも儚い周囲の人間たちのドラマが描かれます。

試し読みはこちら〆。

「CHAOS;CHILD らぶChuchu!!」(カオスチャイルド)攻略



CHAOS;CHILD らぶChuchu!!

久々に攻略を更新。何だかんだで、空想科学シリーズは一通りおさえておきたい。
次回はシュタインズ・ゲートゼロ予定。

Psychelia2 カオスチャイルド らぶChuchu!!攻略
http://www.psychelia2.com/chaoschild_lcc_index.html

妄想科学ADV「CHAOS;CHILD」Official Website
http://chaoschild.jp/

「大上さん、だだ漏れです。」



大上さん、だだ漏れです。(1) (アフタヌーンKC)

おすすめコミック。「じごくあね」の吉田丸悠著、アフタヌーン連載中。

ちょっとエロいことに興味を持つお年頃、高校一年生の大上芽衣子は、トイレで隠れで男性器の本を読んでしまうちょっと性欲過剰な子。一方、物静かで何を考えているのか分からない男子・柳沼慎一郎は、とある理由から、人に触る、触られることに極端に拒否反応を示す。高校では孤立気味で友達がいない二人だったが、大上が柳沼のある秘密を知ってしまったことから、二人は秘密を共有する友達となる。

エロ妄想というものは、決して人には知られてはいけないもの。特に大上はその手のことに興味津々で、バレないようにとびくびくしながら過ごしていましたが、柳沼に出会ってしまったことで、そのことが露呈します。

柳沼は自分に触れたものが本音を話してしまう、という特異体質の持ち主。周囲には秘密にしているため、なるべく人を近づけないようにしていましたが、大上との接触で発覚してしまいます。

偶然接触してしまった大上の本音、第一号は「ちんこ見せて」というとんでもない一言でした。以降、触れた際には、大上のエロ妄想はだだ洩れに……。そんな大上を無感情に見守る柳沼も、秘密を共有する友達として好意を抱くことになっていきます。

触りたいけど触れないという微妙な関係の二人。次々登場するにぎやかな面々を巻き込みつつ、大上のエロ妄想は次々と露呈していきます。そんな大上と柳沼に友情は恋心に発展するのか?

試し読みはこちら〆。

「HUMANITAS ヒューマニタス」



HUMANITAS ヒューマニタス (ビッグコミックス)

おすすめコミック。山本亜季著、ビッグコミックスペリオール連載終了。

15世紀の中央アメリカ。ネイティブアメリカンの部族の中で、双子として生を受けたオセロット。掟のために、儀式の日まではひたすら剣の技術を磨き続ける日々。師匠であるネスロの元、儀式の内容を知らぬまま、ひたすら稽古にあけくれる。しかしオセロットは、目が見えないというハンディキャップがあった。このまま儀式に向かえば必ず命の危機が訪れるという……。弟子の窮地に、師であるネスロが下した決断とは?

全3編のオムニバス作品集です。どれも人間ドラマとして完成度が高く、じっくりと読める形の良作です。愛する人のために戦う主人公たちを描いていますが、困難の中、力強く、誇り高く生きていく様は見る者に勇気を与えてくれます。これで新人とか末恐ろしいかぎり。今後の期待も込めておすすめです!

試し読みはこちら〆。

「うちのメイドがウザすぎる!」



うちのメイドがウザすぎる!(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

おすすめコミック。中村カンコ著、月刊アクション連載中。

「白人美幼女に私の作ったフリフリのお洋服をとっかえひっかえ着せ替えて、キャッハウフフする求人はありますか?」 ハローワークでとんでもない相談をしていたのは、右目に眼帯、重度のロリコンの鴨居つばめ。そんな職場はないと断られたものの……帰り道に金髪幼女の家政婦募集を見つけ、突撃する。雇先となったのは、ある理由で家政婦を片っ端から追い出している問題児・ミーシャ。つばめを毛嫌いするミーシャに対し、何とか仲良くなろうとつばめは奮闘するが……。

眼帯の理由はまだ明かされてませんが、つばめは初日に泥水をかけられてもめげない根性の持ち主。それもそのはず、辛い訓練を耐えてきた元自衛官だったのです。脱いだら腹筋バキバキのすごい女で、家事も器用にこなすパワフルウーマン。メイドつばめにとって、自身の理想を体現したようなミーシャに、最大限の奉仕をします。ただしロリコンなのが玉に瑕。

一方、亡くなった母の代わりは誰もいないと、つばめの奉仕を拒むミーシャですが、何度拒否されてもしつこく絡んでくるつばめに徐々に心を開いていきます。ミーシャにとっては、未知であり異質な存在であるつばめでしたが、メイドの才能があることは認めている様子。ただしロリコンなので要警戒。

つばめの奉仕愛はミーシャに届くか? ミーシャはつばめをよきメイドとして認めてくれるのか? 変化していく二人の関係性が見どころです。

試し読みはこちら〆。

「女戦士とオークさん」



女戦士とオークさん (1) (カドカワコミックス・エースエクストラ)

おすすめコミック。グラタン鳥著、ヤングエースUP連載中。4コマ漫画。

聖歴1109年、魔王と人間は激しい戦いを繰り広げていた。勇者一行の一人、女戦士は、単独で行動中、油断してオーク軍に捕らえられてしまう。恐ろしい拷問を受けるのか……死を覚悟した女戦士だったが、可愛らしい牢番のオークさんに癒されて、脱獄を決意する……。

一応、くっころ系??? ぷにぷにのオークに恋をしてしまった女戦士の、苦悩なのか煩悩なのかを描く怪作。照れ隠しの際には、(恥ずかしいから)「くっ、殺せ!」と叫ぶお約束。

女戦士ラブで幼くてアホな勇者、闇魔法の大天才と呼ばれる僧侶、ちょっとマッドで関西弁の魔法使いらとともに、(多分)凶悪な幼女魔王を倒すための冒険をしてます。立ちはだかる強力な魔王軍、個性的な四天王たち。果たして勇者一行は世界に平和をもたらすことができるのか?

……という真剣な感じではなく、ゆるーく、和気あいあいとしたヘンテコラブコメです。魔物であるオークさんと女戦士が結ばれる日は来るのか。それ以前に、ちゃんと魔王を倒す気があるのか。

試し読みはこちら〆。

「人魚姫のごめんねごはん」



人魚姫のごめんねごはん 1 (ビッグコミックススペシャル)

おすすめコミック。原著:野田宏、イラスト:「盤上のポラリス」の若松卓宏、やわらかスピリッツ連載中。

お魚たちの王国に暮らす人魚姫・エラ。ある日、友達の鰹男(かつお)が人間たちに釣られてしまったことを知る。冷酷で野蛮な人間は恐ろしいが、鰹男の供養のために、地上の魚料理屋へ行くことを決意したエラ。そこで彼女が見たのは、鰹のたたきにされてしまった鰹男だった。手を合わせ供養するエラだったが、客の一言で、禁断の行為に手を出してしまう……。

居合わせた客の(食わずに帰るなら)「釣られたカツオも成仏できねぇな」の一言で、カツオのたたきを食すことになったエラ姫は、そのお味に感動してしまうのでした。

お友達を食べちゃったという、その行為に強い背徳感を抱きながらも、美味を忘れることができないエラ姫は、第二、第三の被害者(魚)も供養のためと地上へ向かい、そしてそのお味を堪能してしまいます。決して食すまい、という誓いも美味の前では無意味。「ごめんね、〇〇、いいお味です」が決め言葉。

自分は人魚姫失格だ、という苦しみを抱きながらも、魚を食べるのはおいしい、という欲望に抗えない姫の、共喰いグルメコメディです。エラ姫がダメよダメよと言いながらも、自分の欲望に忠実なところが可愛くもあり、恐ろしくもある怪作。冷静に考えると、かなりサイコティックなエラ姫ですが、この人単なるあんぽんたんじゃなかろうか、と気づくと急に愛しくなる不思議。

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「春と盆暗」



春と盆暗 (アフタヌーンKC)

おすすめコミック。熊倉献(くまくらこん)著、アフタヌーン連載終了。

バイト仲間のサヤマさんは、笑顔がチャーミングな女性。でもちょっと変わったところがあって、接客の際、しつこいお客さん相手には、見えないところで手をグーパーグーパー。その理由とは? カラオケボックスにやってきた女子高生、お客様名簿の名前がいつも違う。よく見ると中央線の駅の名前? 連れてくる男性もいつも違う。はたして何者なのか? その他二編、全四編+おまけのオムニバス作品。

今一つパッとしない男子と、ちょっと不思議な発想をする女子の恋愛もの。淡々とした日常の中で、どこにでもありそうで絶対ないファンタジー感がよい。また、変な娘だな……と思いつつも、少しでもその娘の事を知りたいとする男子陣がほほえましい作品。

なんとなく手に取ってみましたが、落ち着いた内容で気に入りました。読了後、連載誌どこだったのだろうか、と巻末を見たらアフタヌーンとあり、ああ、アフタヌーンっぽいわ、と納得(伝われ)。

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