カテゴリー別アーカイブ: サイクルロードレース

「ジロ・デ・イタリア2014」

イタリア1周サイクルロードレース「ジロ・デ・イタリア」が開幕!

イタリアを巡る旅も97回目。5/9~6/1の長丁場。今年はなんと北アイルランド(イギリス北部)をスタートし、現地で3日間ほどレースをした後、イタリア本国へ移動。4日目以降は、南東部から北へ北へと縦断し、ドロミテ山塊を経て、北東端のトリエステがゴール。お約束のローマゴールではない。

ツール・ド・フランスより過酷で面白いというジロ。華やかさではツールに劣りますが、イタリア人にとっては至高のレースであり、雪の残る峻嶮な山々での戦いは、見る者を熱くさせてくれます。

日本人選手は、新城幸也、別府史之が出場。ともに各チームのエースのアシストとして働きつつ、逃げアタックでのステージ勝利を狙います。春先から調子の良かった新城には、今年こそステージ勝利を期待しています。ここで勝ったら伝説。

放送はJ SPORTSにて。サイクルロードレースの基本から、ステージごとのレポートなど充実しており、オススメです。〆


ルート紹介PV(スタイリッシュだが…長い!)


昨年のハイライト(ヴィンセント・ニバリが総合優勝)

「2013 JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE」

10/20(日)、国内で唯一トッププロが参加するレース「JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE」が今年も宇都宮で開催されます。今年は「さいたまクリテリウム by ツールドフランス」もあるので、こちらでもプロチームの選手が見れますが、やはり伝統のジャパンカップはサイクルロードレースファンとして見逃せないイベント。

前日の10/19(土)には、宇都宮市街地を走る「ジャパンカップクリテリウム」もあります。こちらはショー的要素が高いですが、普段サイクルロードレースを見ない人が、一流選手のレースを間近で見られるチャンスとあって、宇都宮名物として定着しつつあるようです。ちなみにこちらはCS「J SPORTS 2」で生放送あり。餃子食いながら見よう。

気になる出場選手ですが、今年はツール・ド・フランスでクリス・フルームの女房役として大活躍したリッチー・ポート(ラルプ・デュエズでハンガーノックを起こしたフルームのために補給食を取りに戻った選手)、昨年の覇者でジロ王者イヴァン・バッソ、毎度おなじみダミアーノ・クネゴ、怪童ペーター・サガン、マイケル・ロジャース、数少ない日本人のトッププロ増田成幸、宮澤崇史にも注目。ジャック・バウアー(本名)も出るよ!

昨年は、スプリント力がないと言われているバッソがまさかの勝利で大いに沸きましたが、はたして今年はどうなるか。登りをこなして小集団の逃げスプリントになればサガン有利ですが、思わぬ伏兵が出てくるのもジャパンカップの魅力。日本の実業団チームの活躍や、増田、宮澤のがんばりにも期待です。

なお、リザーブという名の日本観光専念に、個人TT世界王者トニー・マルティン、マキシム・モンフォール、ミケーレ・スカルポーニも来る…かも。オフィシャルにはリストがあるけれど、あまり信じてません。サイクルロードチームのいい加減さといったら、もう。

なお、前述のように、翌週にさいたまクリテがあり、そこではクリス・フルームが出場予定とのことで、こちらにもどれだけ人数が割かれるか注目。残るメンバーは1週間もずっと日本に滞在することになるのだろうか? プロチームのスポンサー離れが激化し、消滅するチームが多い中、シーズン終盤に贅沢できるものなのだろうか。余計な御世話だとは思いますが気になる……。

なお、会場となる宇都宮市森林公園には、朝、宇都宮駅からバスで行くか、日光線鹿沼駅からタクシーまたは自転車(持参)がオススメです。結構な急坂(アスファルトですが)を上ることになるので、それなりの格好で臨みましょう。駐輪場は設営されていますが、すさまじい数のロードバイクが集まるので、芝に寝かせることをご覚悟を。〆

「ブエルタ・ア・エスパーニャ2013」

2013/08/24~スペイン一周サイクルロードレース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」が開催。年を追うごとに、クライマー向けにコースが設定されてきましたが、今年はもうクライマー以外は勝てない設定になりました。

全21日の日程中、山岳ステージが13、そのうち山頂ゴールがなんと11! タイムトライアルは初日のチームTTと、山岳個人TTの2回だけ。タイムトライアルが強くないと勝てない「ツール・ド・フランス」と異なり、とにかく山が強ければ勝てる、という極端な設定になっています。

当然、クライマー有利ですので、ホアキン・ロドリゲスが圧倒的有利と思われます。ディフェンディングチャンピオンのコンタドールは欠場、対抗となるのはバルベルデ、ニバリ、その他のクライマーとなるでしょう。個人的にはモレッマに注目しています。ツールで活躍し今回はエース。総合上位も狙えるかも。〆

 

「ツール・ド・フランス2013」開幕

-Official Teaser-

フランス一周サイクルロードレースが今夏も開幕。今年で110周年、二度の世界大戦をはさみ、ついに第100回!となる記念すべき大会。6/29~7/21、総走行距離3,479Km、全21ステージ、今年はフランス以外の国を通過しない、純フランスのレースになりました。

-2013 Route-

100回大会と言うことで、ルートも凝ってます。ツール初となるコルシカ島をスタートし、フランスの景勝地をめぐり、モン・サン・ミシェルでのタイムトライアル、死の山モンバントゥはもちろん通るし、決戦の地ラルプ・デュエズにいたっては1日に2回登るというイカれよう。最終ステージのパリはツール史上初のナイトレースで、ヴェルサイユ宮殿前をスタートし、いつもは凱旋門前でUターンしていましたが、今年に限りロータリーをぐるりと回ります(パリ大渋滞必至)。

-2012 Highlight-

昨年はイギリス出身のブラッドリー・ウィギンスが優勝し、殊勲を称える形で、ちょうどその後の開催となったロンドンオリンピックでセレモニーに登場、開始の鐘を鳴らすという大役を任されました。その後、個人タイムトライアルで彼は金メダルを獲得しています。モミアゲが特徴。

スカイ・プロサイクリングチームのブラッドリー・ウィギンス&クリス・フルーム対その他、という構図だった前大会。スカイの圧倒的なチーム力に、対抗馬はなすすべなしといった感じでしたが、それゆえにチームメイト同士であるウィギンスとフルームの確執が取りざたされました。結局、総合力にまさるウィギンスをエースとして総合優勝を果たしましたが、二人の不仲説は本大会前もささやかれていました(結局、ウィギンス病欠でフルームがエース)。

唯一の日本人選手である新城幸也が果敢な逃げで敢闘賞を獲得したり、怪童ペーター・サガンがゴリラみたいな勝利ポーズをしたり、サンチェスの落車リタイアや、危険な下りのある山岳コースでまきびしがばら撒かれていたり(優勝候補カデル・エヴァンスを含む30人以上がパンク)、熱狂するチームディレクターが選手より目立ってたり、遅れるウィギンスをあおるフルームの態度が物議をかもしたりで、とにかくいろいろありました。

今年も出場する新城幸也。先日行われた全日本選手権王者としてツールに臨む彼は、ジャパンチャンピオンジャージを着ての出場です(各国の国内選手権優勝者は、チームジャージに優先してナショナルチャンピオンジャージを着て出場するため)。前後にでかい日ノ丸のデザインで、ものすごい格好悪いですが、その分目立つのでがんばって欲しいところ。チャンスがあればステージ優勝を狙えるレベルと言われていますので、記念すべき大会で記念すべき勝利を上げるべく戦って欲しい。

総合優勝候補は前述のクリス・フルームが筆頭です。今年もチーム力が高く、チームタイムトライアルや山岳ステージでスカイの隊列が猛威を振るうでしょう。対抗はアルベルト・コンタドール、カデル・エヴァンス、アレハンドロ・バルベルデ、ユルゲン・ヴァンデンブロック、ライダー・ヘシェダルら各チームの豪華エース陣。コンタドールは前哨戦での不調が心配ではありますが、調子を取り戻していればむしろ本命。今年は昨年以上に熱い戦いになりそうです。〆

P.S. 第一ステージから波乱。先行するチームバスがゴールゲートに突っ込んで抜けなくなってしまい大パニック。急きょゴール位置が3km手前に変更……した後に、何とか抜け出してゴール位置が元に戻ったはいいものの、ステージ優勝候補のサガン、グライペルがゴール前で落車に巻き込まれ、ゴス、ジルベール、コンタドールも落車。伏兵キッテル優勝の大混乱のスプリントステージとなりました。本当に目が離せんな……。

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