おすすめコミック。「初愛」の田中ユタカ著。近代麻雀に多分連載中(調べきれず…)。
盲目の美人雀士であり、奇跡の手を持つ治療師(ヒーラー)と呼ばれる女・あげは。視覚障害からくる筋肉の癖で、常に笑っているように見えるが、本人曰く「笑ってなんかいません」。見えない目とその笑顔で、今日も容赦なく勝ちまくる。
目が見えない、麻雀というキーワードから、すぐに思い出すのは、「アカギ」に登場する盲目の代打ち市川。全員が捨て牌を発声するルールと、盲牌のみで勝負しなければならないハンディキャップについては、彼と同じです。
あげはが市川と異なるのは、常にチャーミングな笑顔で戦うところ。サングラスをかけているときが少ないので、目をつむっている描写が多く(というか開かない)、どこぞの黄金聖闘士のような、癒されるようで不気味な雰囲気を持っているところ。
ハンディキャップを感じさせず、ギャンブルに荒ぶる男どもを手玉に取り、多額の掛け金をせしめ、笑顔でニコニコ。時に対戦相手に希望を与え、時に容赦なくむしり取る。女神のような、悪女のようなあげはの活躍が楽しめます。
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