月別アーカイブ: 2013年8月

「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」

たまにはゲームレビュー。

Amazon等で酷評されていた作品。気になったので買ってみました。はっきり言って、オススメのゲームではありませんが、ジョジョが好きならそこそこ楽しめると思います。Amazon風に評価するなら★★☆☆☆。ファミ通風なら5、ファンなら6ぐらいか。

ジョジョシリーズのキャラクターが、原作の雰囲気、造形を崩さず立体化しているのは◎。あんな癖のあるタッチの絵をうまく3Dに落とし込んでいると思います。ここに文句はないどころか称賛に値します。スゲー。

格闘ゲームとしてはややテンポが悪く、攻略性ややり込み度は低い。特に中級~上級者には物足りなさを感じると思います。最近のゲームと比較すると、「スーパーストリートファイター4」のようなけん制と読み合いから生まれるシビアさはないし、「鉄拳」のような上中下段と距離の駆け引きもない。もちろん「デッドオアアライブ5」のような色気もない。比較的近いのは(ちょっと古いですが)「Fate Unlimited Codes」。これも実は大味なゲームなのですが、コンボゲーとして安定したので評価はそれなりでした(参考動画(YouTube))。

比べて本作は、ジャンプ攻撃が強く、対空技も少ないので、飛び込んで攻めまくるのが有利。コンボも連打で簡単につながるので(弱攻撃連打でキャンセル超必殺技まで出してくれる「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」方式)、大味感は否めない。否めないというか、操作していてつまらないので、個人的にはあえて利用していません。

また、スタンドを持つキャラクターがほとんどですが、本体の前に立つように重なるので、キャラクターの攻撃範囲および食らい判定が横2倍。つまりデブい。かつ、ジャンプが低いので、近づいて何か攻撃すれば当たる。接近戦はちょっと窮屈に感じます。一方で、スタンドのない1部や2部のキャラクターだと、スッキリしていて戦いやすいようです。派手さは欠けますが……。

ステージ中にはステージギミックがあり、特定の場所でダウンするとギミックが発動カウントダウン、一定時間後に何らかのギミックが発動し、射線上にいるとダメージを受けます。天井からぶら下がっているシャンデリアが落ちてきたり車に轢かれたり。これを避けるのが面倒くさい。攻撃・防御を中断してとりあえず逃げることもあり、ストレスになります。なくてもいい、なしにできるオプションがあればいいのに、ない。

ゲームの中核となるストーリーモードですが、部ごとにミニストーリー風になっていて、原作を知る人はあらすじを読むような感じ、そうでない人はちんぷんかんぷんかと思われますが、そこはそれ置いといて、対戦が始まるまでのロード時間が気になりました。十数秒ですが、待たされます。前述のスト4なんかはとんとん行くので、テンポが良かったのですが、強制的にあらすじを読み、しかも待つ、のが何かイヤ。何より恐ろしいことに、ストーリーとは関係なくランダムに敵が出現する「アーケードモード」的なものがないこと。練習と対戦以外でミスタやナランチャなどが使えません。ありえない。なお余談ですが、ミスタの弾丸の声は今井麻美でキャッハー。

あれ、気づけば悪口ばかりに。いや、格闘ゲームとしては今一つかもしれませんが、ジョジョファンは楽しめますよ、本当。キャラクターを動かしている分には楽しいし、爽快感も抜群です。ワムウとか変なポーズなのにカッコイイ。個人的にストーンオーシャンが好きなので、徐倫で暴れまわってるだけで楽しい。めくりっぽいジャンプ強攻撃→裏落ち→下段からのコンボとか、低空オラオラとか、昇りジャンプ攻撃→糸を伝って急降下→下段攻撃とか使い道なさすぎてどうしよう、みたいな方向で。

ま、ぼちぼち遊べるとは思います。が、何かを極めようとしてやるゲームではなさそうです。各人で見極めてください。〆

 

 

「ブエルタ・ア・エスパーニャ2013」

2013/08/24~スペイン一周サイクルロードレース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」が開催。年を追うごとに、クライマー向けにコースが設定されてきましたが、今年はもうクライマー以外は勝てない設定になりました。

全21日の日程中、山岳ステージが13、そのうち山頂ゴールがなんと11! タイムトライアルは初日のチームTTと、山岳個人TTの2回だけ。タイムトライアルが強くないと勝てない「ツール・ド・フランス」と異なり、とにかく山が強ければ勝てる、という極端な設定になっています。

当然、クライマー有利ですので、ホアキン・ロドリゲスが圧倒的有利と思われます。ディフェンディングチャンピオンのコンタドールは欠場、対抗となるのはバルベルデ、ニバリ、その他のクライマーとなるでしょう。個人的にはモレッマに注目しています。ツールで活躍し今回はエース。総合上位も狙えるかも。〆

 

「無敵看板娘」


無敵看板娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)(Amazon)

オススメコミック。週刊少年チャンピオン連載終了、全17巻完結(続編「無敵看板娘ナパーム」も全3巻完結)。佐渡川準著。著者は8/13未明に逝去、享年34歳、死因は首つり自殺か。ご冥福をお祈りします。

とある町の小さなラーメン屋・鬼丸飯店の看板娘・鬼丸美輝。彼女の主な仕事は出前……なのだが、少年野球に乱入したり、不良を退治したり、道草くってサボりまくり。特に向かいのパン屋の看板娘・神無月めぐみとはライバル関係にあり、何かと張り合ってはご近所に迷惑をかけている。童心を忘れない、いい大人が暴れまくる格闘ギャグ漫画。

第一話で、ヒロインが母親の鉄拳制裁を受けゲロを吐くという、斬新な始まり方をする作品。ヒロイン美輝は、最強の母親から受け継いだ「鬼丸流葬兵術(即興技)」を駆使し、ライバル達とバカバカしい戦いを繰り広げます。まともに出前に行けない、という致命的な看板娘。とにかく悪が大嫌い、正義のために子供の喧嘩にも首を突っ込むというアホ娘。しかし、その天真爛漫さが町の人たちから愛されています。

個人的に好きなエピソードは、サーカス団を抜け出したキリンとガチで戦うお話(153話「迷える巨獣」)。”キリンの蹴りは大抵の動物をしに至らしめる破壊力”であり、加えて凄まじいリーチのヘッドバッドに対し、真っ向勝負を仕掛ける人間代表、ラーメン屋の出前・鬼丸美輝。はたして勝敗の行方は!? という、すごい発想のエピソードです。

この作品はアニメ化され、そこそこの人気だったと記憶してます。原作に忠実だったのは良かったです。以下、オープニング映像ですが、もちろん本編はこんなにシリアスな話ではありません。

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「ディーふらぐ!」

ディーふらぐ! (1) (MFコミックス アライブシリーズ)(Amazon)

オススメコミック。春野友矢著、コミックアライブ連載中、アニメ化決定。

府上高校一の不良と名高い風間一派を率いる男・風間堅次。カツアゲするために、たまたま通りかかったゲーム制作部に乗り込むが、部室内ではなぜか火事が発生中、そしてその火を取り囲む不審な少女らがいた。協力して火を消したものの、証拠隠滅のためにと少女らに怪しげな属性攻撃を受け、監禁されるはめに。中でも自称炎属性の少女・柴崎芦花(しばさきろか)からは、執拗なアプローチを受ける。曰く、ゲーム制作部に入部すれば、助けてくれるというが……。

その後、紆余曲折を経て、風間もゲーム制作部員にさせられ、ヒロインたちが巻き起こすさまざまな事件に、ツッコミ担当として関わっていく……というギャグ漫画。

近年のギャグ漫画にしては、非常にテンションが高い印象を受けます。 主人公(風間)以外が全員ボケ担当なので、ひたすらツッコミ入れてます。不良のはずなのにここでは一番の常識人で、部員らに小馬鹿にされながらも、勝負好きでいざというときは見栄をきれる好感度の高いキャラクター。いい男だよアンタ。

登場人物が非常に多い作品ですが、中でも(本当の)ゲーム制作部の部長である高尾さんがかわいい。最初は敵として対峙しましたが、戦い(?)の中で、次第に風間の優しさにひかれていきます。素直に好きと言えない意地っ張り。ライバルに負けじと恋する乙女の暴走っぷりがいじらしい……。あと巨乳。

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「しすばれ -Sister bullet-」

しすばれ -Sister bullet- 1 (ヴァルキリーコミックス)(Amazon)

オススメコミック。松崎豊著、コミックヴァルキリー連載中。

弾正院菖蒲(だんじょういんあやめ)は、見た目は普通の中学二年生の女子。しかし実は、姉の尽(つくし)と共に稼業の殺し屋として暗躍していた。ある日、保科匠(ほしなたくみ)という真面目な好青年に告白されるが、偶然にも彼が殺しの標的となってしまう。任務と私情の間で揺れ動く菖蒲であったが、いざその時に、尽が割り込んできて……。

殺し屋姉妹のギャグ漫画。常識的でまともな妹と、下ネタギャグを連発するイカれた姉との、命がけの喧嘩と姉妹愛の物語。のはず。

主に一話完結。菖蒲の恋と私生活に、尽がちょっかい出してきて、事態が思わぬ方向に転んでいくお話が多いです。人一人を殺すためだけに、ガトリングで校舎の天井ぶち抜く姉と、数百メートル先のスナイパーをダガー1本狙撃で仕留める妹。 そこに一般人の代表ともいえる保科君や、姉妹を狙うヒットマン・デイジーが絡んできます。

菖蒲の恋は成就するのか、それとも尽の妨害工作が成功するのか。意外にも、殺し屋姉妹ならではのシリアスなシーンがあり、物語のスパイスとして効いてます。 姉さんはただの人格破綻者ではありません。妹を思えばこそ。その辺りにも注目の作品。

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