月別アーカイブ: 2017年12月

「忍ぶな! チヨちゃん」



忍ぶな! チヨちゃん 1巻 (ハルタコミックス)

おすすめコミック。設楽清人著、ハルタ連載中。

雀流くノ一・雀チヨ代は女子高生。忍ぶのは得意だが、コミュニケーションは大の苦手。そんな自分に優しくしてくれたワタル君に一目ぼれしてしまったチヨちゃんは、彼に告白するために、今日も忍びの技でアプローチをするのだが……。

分身の術、ムササビの術など、多種多様な忍法を使いこなすチヨちゃんですが、恋には超奥手で対人能力も低いのが弱点。そんないじらしいチヨちゃんが巻き起こす騒動を描いたコメディです。

雀の僕(しもべ)・チュン吉、厳しい父、ライバルの女の子、妹のサヨ代を巻き込み、チヨちゃんの告白のための戦いは今日も続きます。

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「いつかみのれば」



いつかみのれば1 (百合姫コミックス)

おすすめコミック。西あすか著、コミック百合姫連載中。

総合格闘家の父を持つ女子高生・揺篭みのる(ゆりかごみのる)。ある日突然、父親の夢をかなえるために、一緒にラスベガスへ引っ越すことになってしまう。しかし、たまたま通りすがったゲームセンターで、自分と同じ学校の格闘ゲーマー少女・四条と出会い、ゲーマーとしての才能を開花させる。みのるは、自分の才能を見込んだ四条から強く引き留められ、両親と離れ日本に残ることとなった。以降、二人で切磋琢磨し、最強のゲーマーを目指していくが……。

なんと百合姫で掲載している、比較的本格的な格闘ゲーマー漫画。一応ヒロイン二人は百合なのか……!?

格闘ゲーム大好きな四条が、才能はあるが知識はないみのるを、いっぱしの格闘ゲーマーに育てるお話。ただ、そこまで本気でゲームに打ち込む気のないみのるは、四条の押し付けやガチっぷりに戸惑います。二人の気持ちは離れかけますが、四条の真摯な気持ちを受け入れ、みのるは成長していきます。やがて、強敵(ライバル)の女子ゲーマー・ZTTに出会い、彼女を倒すことを目標に、二人で協力して格闘ゲームに取り組むことになります。

ライトなノリなのかなと思ってみてみると、フレームの説明などがガッツリ見開きでされていたり、格闘ゲームをする上に、初心者がぶち当たる壁や不文律を細かく描写しています。好きではなく強いキャラクターを選べと言われて、混乱するみのるなどがそれで、他にも格闘ゲームあるあるが多々あり、格闘ゲームが好きな人はかなり楽しめます。空中コンボをくらったみのりのセリフ「私のキャラが…ずっと空を飛んでる…」は個人的にかなりツボ。

二人がプレイするゲーム「アイアンキャットデストロイヤーズ7 GODDESS REVELATION」は、おそらく「鉄拳7」をモチーフにしていると思われ、知っている人はニヤリとするような技なども使われています。実は父親が関わっていたくだりなどは、確かになくはないなと納得。みのるがゲームを続けるモチベーションとしては最高の理由となりますが、その理由は中身を見て確認していただきたい。

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「隕石少女」



隕石少女 1 (少年サンデーコミックス)

おすすめコミック。石山り~ち著、週刊少年サンデー連載中。

3年前、突然空から少女型のロボットが降ってきた。落下の衝撃でバラバラになったロボットは、出自不明、何故降ってきたかは謎のままだった。隕石少女:メテオガールと名付けられたそれは、世界中で毎日降ってくるようになる。最初、原因不明の脅威に振り回された人類だったが、次第になれ、今では雨や雪のような日常の出来事となっていった。高校2年生・岩崎鉄人は、とある日、落下しても完全に故障せず、動き回るメテオガールに遭遇する。そのメテオガールをめぐり、何やら怪しい組織とも対峙することとなり、メテオガールをめぐる事件に巻き込まれていくことになる……。

よくぞこんな設定を思いついたと、感嘆せずにはいられない。まあ、確かに空から女の子が降ってきたら、地面に衝突してぶっ壊れるのは自明の理ではありますが、それを大量の降らせようとするかね?

鉄人には昔亡くした想い人がおり、その少女がメテオガールと深く関わってきます。メテオガールと会話したい、という何やら訳知り顔の変な後輩・羽根とともに、メテオガールをめぐる騒動に巻き込まれていきます。

少女型ロボットがその辺に振ってきてスクラップになるので、エグ目の描写もあり。ただし、ロボットなのでさほど気持ち悪くはなく、無感情な表情はグロさよりも不気味さを感じさせます。このロボットは何故降ってくるのか、その真相を解くまでがこの作品の大きな柱になりそうです。

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