日別アーカイブ: 2018/01/15

「ブランクアーカイヴズ」



ブランクアーカイヴズ(1) (アフタヌーンKC)

おすすめコミック。交田稜著、good!アフタヌーン連載中。

認知拡張症候群。その病気の患者は、対象の脳にアクセスし、幻覚を見せたり思考を読んだりできる。この病気についての相談所「社会福祉法人アーカイヴス」に、一人の少女が訪れる。らいかと名乗るその少女は、自分が誰にも視認できなくなってしまう症状が発症していた。アーカイヴスの調査員であり、人の心を読める症状を持つ吉野ひばりは、らいかを助けることを約束するが……。

「症状」によって、特殊な力を実現する「認知拡張症候群(ACS)」。人によって症状が異なり、本人も気づいてないこともあるという。その病気を発症した患者の調査、支援を行うのが主人公らのお仕事。

心を読んだり、透明になったり、危機感値ができたり、一般的には「特殊能力」と呼びたいところですが、作中では「症状」である、とされ、あくまで症状に悩む病気の患者を救うという形になっています。

相手の脳に信号を送って幻覚を見せる点など、カオスヘッドのギガロマニアックスやカオスチャイルド症候群を彷彿させますが、非常に限定的な能力で万能ではないこと、当人たちが認識できていないこともあり、ちょっとだけ異なります。

他人に視認されなくなってしまったヒロイン・らいかですが、悲観的になりすぎることはなく、その能力をいかんなく発揮した活躍(主に金属バットによるステルス襲撃)を見せます。鏡や、スマホのカメラなどの電子機器を介さなければ発見できず(そのため扉絵がガラス越しなのかと)、粗暴気味な性格も相まって、ほとんど無敵のアサシン状態。

一方、クールで理知的なひばりは、諸般の事情で子供嫌い。人の心を読めますが、触られると情報過多でショートしてしまうという弱点を持ち、らいかを使いこなすのに一苦労。数々の症状を持つ患者に対し、このでこぼこコンビで解決を目指すバディものとなっています。

試し読みはこちら。〆