月別アーカイブ: 2018年3月

「ラジエーションハウス」



ラジエーションハウス 1 (ヤングジャンプコミックス)

おすすめコミック。「いでじゅう!」「今日のあすかショー」のモリタイシ(漫画)、「Smoking Gun」の横幕智裕(原作)、グランドジャンプ連載中。

五十嵐唯織(いがらしいおり)は、甘春総合病院に勤める診療放射線”技師”。彼の職場は、CT検査やMRI検査などの断面写真や、レントゲンやマンモグラフィーを行う放射線科、通称ラジエーションハウス。五十嵐は非常に高い技術を持ちながらも、医療に打ち込むあまり、ちょっとコミュニケーションが苦手。幼少のころに好きになった、幼馴染で放射線科医の甘春杏(あまかすあん)を助けようと、同じ病院に就職するが、彼女は自分のことをすっかり忘れている模様。杏ちゃんに気付いてもらえるように、彼女を陰から支えるために、放射線技師としての能力をいかんなく発揮していく。

我々が普段治療や手術をしてもらうのは、外科や内科のお医者さんですが、その医者が判断するための断面写真を撮影する専門の技師・医師が存在し、彼らの力で見つけ出すことができる病気がある、というのがコンセプト。

主人公の五十嵐は、ワケあって医者としても超一流の目や判断力を持ち、他の技師や医師が見つけられなかった症状を見つけ出したり、患者から得た小さなヒントから病の真相を見つけ出すことができます。

医師であるヒロインの杏を、技師として支えようとがんばるのですが、杏が見つけられなかった症状を彼が見つけるということは、彼女の自信やプライドをへし折っていくことになります。常にタブレットで断面写真を眺めているなど、奇行も目立つため、逆に杏から距離を置かれていくことになってしまうのですが、彼が救う人々の笑顔が、やがてその距離を埋めていきます。

硬派でウェットな医療ドラマでありながら、杏とのラブコメもあり、硬軟織り交ぜたストーリー展開が秀逸です。なにより杏ちゃん(28)可愛い。

試し読みはこちら。〆

「荒野の花嫁」



荒野の花嫁(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

おすすめコミック。「セントールの悩み」の村山慶著、月刊アクション連載中。

マンモスやサーベルタイガーの生きる石器時代。ババ様、イオ、ニマ、ムルルの四人の女が暮らす土地に、ある日メイという少女が漂流してくる。ババ様はメイをムルルの嫁にすると言い、五人の共同生活が始まることになったが、意思疎通がうまくいかず最初はギクシャク。しかし、メイの優しさと、彼女がもたらす自分たちの知らない文化に触れ、次第に距離が縮まっていく。

氷河期を目前にした、石器時代の原始人のお話です。ただ、イオと二マの飛び蹴りは、一撃で巨獣を葬る力があるため、ちょっと普通の原始人ではないようです。また、言葉をしゃべる猿などが現れ、ややファンタジー要素もアリです。

その地に漂流してきたメイ(巨乳)は、別の文明を持つ土地からやってきたと言います。生肉を食べるだけだった食事に、メイは火を通すことを伝え、衣類や弓矢の作成などを行い、それまでなかった文化をもたらします。おいしい料理に舌鼓を打ち、おしゃれな服に喜ぶ少女たち。メイも次第に新しい生活に慣れていきます。

一方、氷河期はすぐそこまで迫っている模様。また、危険な生物が自分たちを狙ってくることもあり、毎日のんびりとはしていられません。まったり石器時代ライフの中、時おり緊張感をもたらすような展開があるストーリーになっています。

試し読みはこちら。〆