「薄花少女」


薄花少女 1 (IKKI COMIX)

オススメコミック。三浦靖冬(みうらやすと)著、月刊IKKI連載中。タイトルは”はっかしょうじょ”と読む。

小学校の教員・古糸史(ふるいとふみ)。実家を出て一人暮らしの日々の中、自分を彼の”ばあや”だという少女・夏焼鳩子(なつやきはとこ)が現れる。実家にいるはずの”ばあや”は今81歳、そんなことがあるはずない。しかし、鳩子は自分が”ばあや”である証拠を次々と突き出し、若返ったのは、母に持たされた小壜の薬を使ったからだという。釈然としない史であったが、ぼっちゃんの世話をしたいという”ばあや”との不思議な共同生活が始まる。

独特のタッチの絵を描く筆者の最新作。同人誌、成年誌をはじめ、短巻が多い筆者の一般コミック誌での長編。

主人公とヒロインのなんとも言い難い関係が特徴の作品です。 弱々しく見える少女の中の人は、戦禍を潜り抜けてきたであろうたくましい老婆であり、炊事、洗濯なんでもござれ、子供のころから面倒を見てくれたばあや。恋をするわけではありませんが(今後の展開はわかりませんけど)、見た目小さな少女に頼るわけにはいかず、かといって気をつかうと老人扱いするなと怒られ、でもちょっとしたしぐさにドキッとしてしまう……。メイド(お手伝いさん)萌えなのか、ロリコンなのか、老婆好きなのか、ばあやの立ち位置一つでまったく見え方が異なってきます。

同系列の作品として、「ミル」がありますが、あちらはヒロインが化け猫で主人公の恋にも絡んできますので、似ているようで微妙に違う感じです。一体ばあやは何がしたいのか? 本当にお世話をするためだけに来たのだろうか? 主人公はばあやをどうしたいのか? もやもやした感じでお話は続きます。〆

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