「聲の形」(こえのかたち)


聲の形(1) (少年マガジンコミックス)

超オススメコミック。マルドゥック・スクランブル(コミック版)の大今良時(おおいまよしとき)著、別冊少年マガジン連載中。今年レビューした中でも、5本の指に入る傑作。というか、No.1。

楽しいことが大好き、退屈が何より嫌いな小学生・石田将也は、今日も友人たちと大はしゃぎ。ある日、彼の通う学校に、耳の不自由な少女・西宮硝子(にしみやしょうこ)が転校してくる。幼い小学生たちは、最初彼女を不思議な存在と感じ興味を持って接していたが、慣れてくると、何をするにも筆談を必要とする面倒な存在と位置付け、将也を中心にいじめを始める……。

幼い子供たちは、朗らかな心を持ちながら時として残酷で、いじめを悪いことと感じません。それどころか、暇つぶし、一時の楽しみとしていじめ続けます。そしていじめられる側というのは、弱く、辛く、耐えがたい屈辱を味わうことになります。

そんな中、障害を持つが故にいじめの対象となってしまった硝子は、からかわれても、うざがられても笑顔で耐え続けます。また、その笑顔はいじめの主犯である将也にも向けられます。将也にとって、硝子は理解の及ばない奇妙な存在であり続け、数年後、やがて彼が辛い状況になったとき、彼女を思い出し逢いに行くことになります。

彼女に逢いに行くところから物語は開始し、その経緯となる6年前(小学生)の出来事が1巻では描かれています。2巻以降は高校生になった二人が再会し、溜めこんでいた硝子への複雑な感情を伝える将也と、それに硝子がどう応えるかが見所になります。早く続きが読みたい……!

余談ですが、75、81、83ページのコマ割り&構図が同じ。繰り返しで時間経過を見せるナイス演出。芸が細かい。絶対に読んでほしい試し読みはこちらから。〆

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