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「夜鳴きのシィレエヌ」



夜鳴きのシィレエヌ(1) (ヤングキングコミックス)

おすすめコミック。今村陽子著、ヤングキングアワーズ連載中。一巻・二巻同時刊行。表紙を見ると独特の画風っぽく見えますが、本編はクセのない感じです。

歌で精霊を使役し、自然の力を操る「夜鳴きのシィレエヌ」と呼ばれる少女魔法使いたち。歌によってすべてを操る彼女らは、人々に恐れられ、呪われた声といわれていた。そんなシィレエヌの一人、おちこぼれの少女・ハイネは、とある街で任務を放り出し、逃げ出してしまう。一方、深窓の令嬢・マドラスは、街を逃げ回るハイネに興味を持ち、家を抜け出して一緒に行動するようになる。二人で協力し、マドラスの母のもとを目指すが……。

歌魔法とでもいえばいいのか、歌うと雨を降らせたり、風を起こしたりと多彩な現象を起こすことができます。ただし、個人の才能によって、得られる性質が異なり、例えば光のシィレエヌは光の魔法しか使えない、などの制約があります。

また、夜鳴きのシィレエヌは子供のみ。国属の機関で暮らし、弱いシィレエヌは街から依頼された小さな仕事をこなし、強力なシィレエヌになると軍隊に参加して戦うこともあります。中には歌を聴いたものを殺してしまう超強力なシィレエヌも……。

本作では、ハイネをはじめとした、何人ものシィレイヌの活躍と悲哀を描くものとなっています。まだ少女と呼ばれるお年頃。チームの仲間たちと、時に喧嘩をし、時に支えあって、命を懸けた戦いにも身を投じ、友情を深めながら成長していく物語です。

ところで。シィレエヌの発音の仕方がよくわからず。シーレイヌっぽく言えばいいのか、シレイヌっぽく言えばよいのか、シィレ・エヌのような感じなのか……。よくわからないのでアニメ化希望。

試し読みはこちら(オフィシャルにはなし)。〆

「桃色メロイック」

桃色メロイック 1 (ヤングキングコミックス)(Amazon)

オススメコミック。福田晋一著、ヤングキング連載中。

ガテン系で元ヤン風の四宮大和。仕事に打ち込み、喧嘩も強い、ぼちぼちモテる彼だったが、惚れた相手は16歳の女子高生で自分の妹・四宮まさきだった。友人の制止も聞かず、周りの目も何のその、今日もまさきを迎えに学校へ……。

ヤングキングで妹萌え漫画をやるとこうなる。主人公は平凡な学生でもオタクでもなく、現実味のあるガテン系青年。一見まともですが、しかし中身は妹に欲情してしまうほどの危ない人。妹以外は基本的に全部ブスという怖ろしい感性を持ち、他の女のどんな誘惑も跳ね除ける鋼の変心を持っています。

一方の妹・まさきは、お兄ちゃん好きだけれど、当然恋愛感情ではなく、兄の恋心も知らないという状況。歳の割には精神年齢が低く、甘え上手の天然風。かなりキュートな女の子。さぞかしもてるでしょう。

大和の恋心は周囲の人間を巻き込みながら暴走していきます。果たして野望のままに妹と添い遂げることができるのか。それとも無事更生してまともな青年に戻ることができるのか。ヤングキングがどこまでやるのか楽しみにしています。〆

※この記事は2013/02/04に「Psychelia.com」に掲載したものです。