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「私が言うとおりになる」



私が言うとおりになる(1) (ヤンマガKCスペシャル)

おすすめコミック。毛魂一直線著(すごいペンネームだな……)。ヤングマガジン連載中。

ちょっとストーカーな少女・熊野メイは、超人的身体能力の持ち主だがアホのソウくんに片思い。ソウくんと同じ大学に入りたい一心で、進路希望票を盗み見るが、第一志望は……「魔女」? 俺は魔術を使えると豪語するソウくんを、説得して踏みとどまらせようとするが、なぜか一緒に怪しげな魔術専門学校へ入学することになってしまうことに……。

普通にしていれば可愛いのに、ソウくんを思うあまり、異常な行動および多彩な顔芸を見せるメイ。寄り添う仲になりたいのに、なぜかソウの敵として対峙することになってしまいます。対するソウは、身体能力は高いのにまったく学力がなく、アホ一直線というキャラクター。

この二人のやり取りでお話は進みますが、魔術を否定するメイに実は強力な力があり、肯定するソウにはまるでないところが重要な要素となっています。メイからしたらいらない能力であり、ソウからしたら喉から手が出るほどほしい能力。その力ゆえに、トラブルが発生し、恋の行方がどんどんこじれていきます。

ただ、どんなにソウに嫌われ恨まれても、愛の力で何度でも復活するメイがたくましく、ゾンビじみた行動力で決してめげません。恋する乙女のど根性が楽しめます。二巻からはライバル伊吹も加わり、ラブコメ度アップ。絶対成就しなさそうな恋ですが、ミラクルが起こるか!?

試し読みはこちら〆。

「COPPELION(コッペリオン)」

COPPELION(11) (ヤンマガKCスペシャル) (Amazon)

オススメコミック。井上智徳著、ヤングマガジン連載中。

COPPELION(コッペリオン)
1.遺伝子操作によって生まれた、放射能の抗体を持った子供。
2.その子供たちで組織された、陸上自衛隊第三師団特殊部隊の名称。放射能によって汚染された東京での人命救助を任務としている。(表紙裏より)

西暦2036年。20年前に発生したお台場原発のメルトダウンによって、東京は廃都と化していた。放射能に汚染された街で、いまだ助けを待つ人々のために、放射能耐性を持つ子供たち”COPPELION”が救出に向かった。

件の大震災の影響により、アニメ化が流れた作品。内容からすれば仕方がないことですが、アニメ化も納得の面白さ。放射能防護服を着てかろうじて生きている人々と、その横を防護服も着ない学生がかっ歩するというちょっとシュールな光景はインパクト大。

主人公たちが救出に向かった東京に残った人々とは、何らかの事情があって街から離れられないワケありの人達であり、救助に来ましたと伝えても、じゃあ助けてくれとは素直に言わない面々。彼らを説き伏せ救助のヘリに乗せ、時には妨害勢力との戦闘も辞さない。また、世間から見れば特異な存在である自分の存在意義への疑いと葛藤の日々。生かすために、生きるために自分たちのできることは何なのか。

特徴ある登場人物たちの中でも、コッペリオン掃除係の小津姉妹は特に目立つ。電撃を放つ姉・歌音(かのん)と怪力の妹・詩音のコンビの問答無用っぷりは読んでいて爽快。障害はかたっぱしから破壊する。主人公チーム(言い遅れましたが保健係の3人、荊(いばら)・葵・タエ子)を完全に食うほどの活躍で、今後も期待。

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※この記事は2011/08/08に「Psychelia.com」に掲載したものです。