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「楽園の神娘」



楽園の神娘(1) (アフタヌーンKC)

おすすめコミック。大北真潤著、good!アフタヌーン連載中。

120年前、とある研究所の事故によって、人類がほぼ滅亡した世界。生き残った人類は、花精種(ダフネ)と呼ばれる、植物と人間のキメラを作り出して労働力とし、復興を目指していた。あるラボの博士・ムラセヨースケは、事故当時にカプセルに逃げ込み生き残った少女・サガノメイを発見する。メイの体は崩壊寸前だったため、手術で別の体をあてがい、存命させることに成功する。しかし、この世界で生身の女性は希少な存在であったため、メイは権力者からその身を狙われることになってしまった……。

「神娘」と書いて、クロリス、と読みます。最近はやりのポストアポカリプスもの。知らぬ間に世界は崩壊し、目を覚ましたら知らない場所、幼女の体になっていたメイ(元々は16歳の学生)。ほとんど人間のいない環境で、助けてくれたムラセとともに、自分をさらいにやってくる権力者の刺客たちと戦いながら逃避行を続けます。

この世界の特徴的なところは、やはり花精種(ダフネ)と呼ばれる人造人間の存在。観賞用や兵装用など用途に分けられて製造されており、元の植物の特徴を生かした性質を持っています。例えば、姫天鼓(ヒメマクロケントラ)というサボテンのダフネは、大量の鋭い針で攻撃するなど、植物の擬人化のような形になっています。

また、核(カプラー)と呼ばれる球状のコアのようなものがあり、これが破壊されなければ復活できるという性質を持ちます。よって、戦闘は核のつぶしあいとなり、核さえあれば、復活させることができるムラセは重要な存在。そして、まったく力を持たない、死んだら終わりのひ弱な人間の少女が、ヒロインのメイという状況。

花精種達が跋扈する奇妙な世界で、迫りくる刺客たちから逃げのび、メイを保護してくれる場所を目指して、二人は旅を続けます。

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