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「放課後!ダンジョン高校」

放課後!ダンジョン高校 1 (リュウコミックス)(Amazon)

オススメコミック。「ライコネンの熱帯魚」の山西正則著、月刊COMICリュウ連載中。

浜が近くてレジャー三昧、美少女が水着で授業を受けるという噂につられ、孤島の学校・弾正高校に入学した宇佐美くん。 だがしかし、そこは未知の巨大生物が多数出没する危険な島。さらには、高校内に謎の遺跡が存在し、日夜、トレジャーハンターと言う名の生徒達が一攫千金を目指して発掘作業をしているのであった。 一度は島を出ようと決意した宇佐美くんであったが、とある事件で知り合った少女・三笠シオに魅かれ、島に残ってダンジョンに挑むことになる。

巨大なアライグマやダンゴムシ、宇宙人のようなミュータントが出没する危険な島で、謎の遺跡(高校の中庭)の発掘に挑む少年少女の話です。 宇佐美くんは、最初はいやいやながらも、郷に入れば郷に従えとばかりに、宝探しに乗り出すことに。 学園のアイドル・朝生田(あそだ)先輩には、貧弱メガネとののしられながらも、めげずにがんばります。

義足のヒロイン・三笠シオは、普段は物静かな少女ですが、巨獣との戦いとなれば、類まれなる身体能力と義足の一撃で大活躍。自分に優しくしてくれる宇佐美くんを助けるため、一緒に宝探しをしてくれます。 ハンディキャップを持つのに、戦えば一番強いというギャップとかわいらしい方言が素敵。

何かと謎の多い島と学校。遺跡の発掘が成功し、この異常事態の謎を解くことができるのかどうか、宇佐美くんとシオちゃんの恋の行方にも注目。 試し読みはこちら

「ライコネンの熱帯魚」

ライコネンの熱帯魚 1 (チャンピオンREDコミックス)(Amazon)

オススメコミック。山西正則著、チャンピオンRED連載中。

誰も訪れない、校舎の奥の一室にある熱帯魚愛好会の部室。そこに棲む少女・ライコネンは、フィンランド生まれの魔女。40年間も学校に居ついて、魔術の研究と新薬の開発、そして熱帯魚の飼育を続けている。ひょんなことから、魔女ライコネンに感銘を受けた少年・瀬古原は、即座に愛好会に入会するが、掛け持ちしている美術部の活動で飼育をさぼりがち。ある日、彼の愛魚エンゼルフィッシュが死にかけてしまう。ライコネンに助けを求めると、「今後この子を”一生”かけて世話をすること」を条件に、治療をしてもらうことになったが……。

熱帯魚飼育のウンチクが詰まったラブコメ。ライコネン先輩の怖ろしい「人類品質改良実験」の被験者となった瀬古原くんと、愛魚エンゼル、彼らを取り巻く面々のドタバタものです。そんな中で、クールで無表情・無感動なライコネン先輩が徐々に人間らしくなっていくという部分もあり。

著者の作品としてはこれが初単行本とのことですが、非常に漫画がうまい。いくつか印象に残るカットもあり、展開もおもしろく、登場人物も魅力的。連載誌がチャンピオンREDということで女子多目ですが、描き分けもできているしエロさがないので気にならない。キーワードとなる熱帯魚は要所要所で大切な役割を持ち、ウンチクが小出しにされるので飼ってみたいなあとも思わせる。一方で金がかかるんだな、とも。

今後の展開にかなり期待。〆

※この記事は2011/10/06に「Psychelia.com」に掲載したものです。