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「この愛は、異端。」



この愛は、異端。 1 (ヤングアニマルコミックス)

おすすめコミック。森山絵凪著。ヤングアニマル嵐連載中。

両親を事故で失い、親戚中をたらいまわしにされた上で追い出され、天涯孤独の身になってしまった四宮淑乃(しのみやよしの)。死をも覚悟するが、ある日、本屋で見つけた魔術書で、悪魔ベリアルを呼び出すことに成功する。悪魔ベリアルは、契約により淑乃の生活を保証してくれるというが、代わりに月一度の愛撫を要求するという。淑乃は契約を受け入れ、悪魔と女の子の奇妙な関係の共同生活が始まる。

エロい。のはまあ置いといて。

本来なら処女を捧げて願いをかなえる、という流れなのが、淑乃の貞操観念の強さから、キスと愛撫に格下げして契約してくれたベリアル。淑乃はそれだけ高い価値の魂を持つ者とし、我が子を育てるように、大事に大事に淑乃の成長を見守ります。いつか淑乃の心を開き、自分のものにするために、普段は人間となって献身的に淑乃に尽くします。

一方、淑乃は、自分の世話をしてくれる悪魔ベリアルを、エロい、うざい、人間ではないのだ、と思いながらも、どこか憎めない男として認識しています。自分が年を重ね大人に近づくにつれ、徐々にエスカレートする愛撫にも、契約なのだからと、まんざらでもない様子。

そこに現れた、淑乃に好意を寄せる学生・旭。普通の人間との普通の恋愛に淑乃は心惹かれますが、ベリアルにしてみれば、いずれ魂を頂戴する自分の女に手を出してくる害虫。全力で恋路を邪魔するようになり、そのことに淑乃は傷つきます。自分はもう、普通の幸せを手に入れることができないのではないか……。しかし、その原因は自ら結んだ契約にあることで、さらに追い込まれます。

ベリアルを愛せない淑乃と、淑乃を愛さないベリアル。二人を結びつける契約はやがて、愛撫以上のものを求めるようになっていきますが……。

試し読みはこちら。〆