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「一変世界」



一変世界 1 (BUNCH COMICS)

おすすめコミック。明治カナ子著。くらげバンチ連載中。

デラ神殿の大巫女見習い、プーリョ。不可思議なことが起こる神殿と、神殿を取り巻く神の森で、日夜厳しい修行に明け暮れている。友人のエズリン、元石像のミンミらの助けを借りながら、立派な大巫女様になることを目指して送る修行の日々と、そこで巻き起こる事件を描く。

独特の世界観が魅力的。森に巣食う不気味な魔物、石像の魂を死体に乗り移らせる術、さらには信仰の場である神殿が、最大のミステリースポットとなっており、入ったら出てこれなくなる迷宮や、人の形をしたしゃべる石像(神? 魔物?)などが散見されます。

プーリョはそれらを当然のもの、として認識していますが、細々とこの独特な世界観を説明するキャラもいないため、最初やや混乱します。しかし、話が進むにつれ、こういうものなのだと、だんだんと理解できるようになってきます。トラブルで結構あっさり人が死んでしまったり取り込まれてしまったりしますが、この神殿では割と日常茶飯事の模様。そのあたりがドライに描かれているのも本作の大きな特徴です。神は理不尽。

第二巻以降になると、大巫女の存在や、プーリョ自身の秘密に迫る展開となり、彼女を取り巻く陰謀や策略めいたものが次第に姿を現します。プーリョは無事に立派な大巫女になれるのか、続きが非常に楽しみです。

試し読みはこちら〆。